防音工事・遮音工事
トラブル事例3

 
   『トラブル事例3』は既存製造会社と住民との間で発生した機械室からの発生源の騒音トラブルをご紹介します。  
 


 トラブルの内容

静岡県のO町の建設資材製造会社より地域住民が製造時における機械の騒音が大きいことを理由に自治会などの集会に度々呼び出しを受け事態の改善を求めるよう要求された。会社は40数年前から営業しており創業当時は会社のまわりは見渡すかぎり田畑であったが、ここ10数年来、住宅、アパート等が数多く存立するようになり、また、定年退職をされた住民が日常在宅することとなり、ここ数年会社の騒音に対し苦情を言い始めるようになった。

会社側としては暫定的な防音対策と恒久的な防音対策を講じるため防音工事が完了するまでは日常の操業時間を8時から午後5時までから10時から午後3時までとし、土日祝日は完全に操業停止を続け、恒久的な方法として防音工事により住民の苦痛及び近隣への迷惑をなくしたいというのが会社社長の意向であった。

◆相談受理した日 平成23年12月15日
◆建築物の構造 鉄筋平屋スレート葺き
◆施主からのクレーム内容 会社の機械騒音を規制値以下にしてほしい。
 トラブル解決の経過
H23.12.15
1
製造会社より騒音トラブルの相談
建築資材製造会社社長様より近隣の住民から騒音の苦情を受けており、毎日気が休まらず、他の2社から防音工事の見積もりをとってみたが、あまりにも高額であり、不景気の中、お金をかけることができず、防音対策に困っており、なんとか良い方法はないかと相談を受ける。
H23.12.16
2
製造会社よりヒヤリング
当社担当者が現地を訪れ会社社長、工場長から具体的に聞き取り調査を実施する。機械操業時の騒音測定(無償)を行う。
H23.12.19
3
直轄行政庁よりヒアリング
当社より直轄行政庁に当該会社について住民より役所への苦情の履歴などの有無を確認したところ、過去10数件の苦情があり行政としては規制対象事業者ということであった。
H23.12.24
4
会社に現地調査の報告及び防音対策のガイダンス
騒音の現状調査と原因分析結果の説明をする。防音対策の工法と仕様材料及び効果の説明をする。対策に係わる費用、工期の見積もりを提示する。
会社社長様より効果、対策費用について他2社に比べ安価であったことより即答にて発注の意思を確認。工事期間中の機械停止の日程を調整する。
H23.12.26
5
防音材料発注、金物製作依頼
工事対象部位に使用する防音材料、金物製作などの発注依頼をする。
H23.12.27
6
工事の準備、段取り
機械室内の工具、照明器具、換気扇、冷却設備などを一時撤去。
H24.1.16〜1.29
7
工事中
H24.1.29
8
防音工事完了

機械作動再開し現場にて会社社長立ち会いのもと騒音測定値の確認と了承を受ける。

工場敷地境界にて125Hz〜250Hzにて−26dbという低騒音の防音を達成 !!

H24.1.30
9
行政直轄支庁 環境保全課へ報告
防音対策工事完了後の機械操業時の騒音測定値を担当者に報告。